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  • 執筆者の写真まちづくり 当別

アートが柱 冬イベント③

 ただ、気になるのはコロナです。人を集めて大丈夫なのでしょうか。町内で人気の雛飾りのイベントなどが感染の温床になることはないのでしょうか。二人が口を揃えて言います。「昨年の雛飾りは町内23カ所で開催しました。今回はさらに分散し25カ所ほどを予定しています。アーティストによるイラスト体験会も計画中ですが、この広い旧・カネヨよねぐち呉服店を使いながら定員わずか8人です。それでも混みそうなら会場の周辺にある店舗を紹介し、そちらで楽しんでもらおうと思っています。そもそもどのイベントも、来場者の数が多ければいいとは思っていません」。

 話を伺ったのは土曜日の昼間。車の行き来はありましたが人通りが多いとは決して言えませんでした。でも、旧・カネヨよねぐち呉服店には「こんにちは」と人々が入ってきました。札幌からも小さな子ども連れの夫婦が訪れ、笑顔でアーティスト達と話を交わして帰っていきます。「人が来てくれれば、きっと商店街には新しい店も生まれます」(佐藤さん)、「集まった人達が今までと違う何かをつくるはずです」(辻野さん)。

 とは言え、シャッターを閉じたままの店舗も少なくない商店街。「本当にシャッター化したら、拠点の2号店、3号店にしていきたい」と辻野さん。それは少し怖い話にも聞こえませんか?「いや、今は仕方ない」とも言います。そうではない町にしていくための厳しい処方箋なのかもしれません。


写真)外から見た感じよりずっと広い旧・カネヨよねぐち呉服店。今はクリエーター4組がそれぞれの技術を生かして制作を続けています

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