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アートが柱 冬イベント②

  • 執筆者の写真: まちづくり 当別
    まちづくり 当別
  • 2021年2月3日
  • 読了時間: 2分
 仕掛け人の一人・辻野浩さん(当別まちづくり株式会社社長=59)が言います。「この町は昔、とても賑やかでした。それがいつしか下り坂になってしまった。原因はいくつもあるでしょうが、従来の商法に下向きの勢いを止める力がなかったのも一つです」。その力をアーティスト達の活動に求めたいと考えていたそうです。

 折も折、今は旧・カネヨよねぐち呉服店と呼んでいる老舗の呉服店が店を閉じることになりました。店主は建物を使っていわばコミュニティーの場ができればいいと望んでいたとのことで、数年前に札幌から移ってきた佐藤立さん(41)が辻野さんと意気投合。国の「共同・協業販路開拓支援補助金」を基にクリエーターの拠点づくりを進めているところへ今度は「Go to 商店街事業」に採択され、国の支援を受けることとなりました。処を得るという言葉がありますが、当別では人と処と資金を一挙に得た訳です。

 「入り口が開いた、という感じ。タイミングのなせる技でした」と辻野さん。一方で佐藤さんは「コロナのために社会が動かなくなり、芸術的な活動も停滞しています。だから逆に拠点を開けるだろうと思った」そうです。誰もがフラッと訪れたくなる場を通じ、やがて新商品の開発、商品のブランド化、それらを武器にした販路拡大、さらに新たなマーケティングにも取り組めるはずだ、と語ります。そうなれば、勝負の場は必ずしも地元だけに限らなくなります。「むしろ町内だけではどうにもならないことなんです」と佐藤さん。


 
 
 

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